くれおの発達障害ブログ

ADHDと軽度ASDを併発。精神安定のために自分の考えをまとめたりします。発達障害の自分を見つめ直す雑記。

自己肯定感の低い発達障害にはBUMP OF CHICKENの歌詞が刺さるんじゃないか説

こんばんは、くれおです!

私はBUMP OF CHICKENの大ファンです。
私はBUMP OF CHICKENの歌詞に支えられて生きてきたと言っても過言ではありません。

マジで命綱です。

BUMP OF CHICKENは、内省的で日常に寄り添って書かれた歌詞が特徴的だと思っています。

私がBUMPを明確にし意識し始めたのは、2005年に発売されたテイルズオブジアビスというPS2のゲームをプレイし、カルマを聴いたときからです。
ボーカルの藤原基央さんがアビスの世界観に合わせて歌詞を作り、それだけでなくなんとゲームのBGMを担当してくださったんですよね。(本当に素晴らしいBGMです)
BUMP OF CHICKENのアビスに対する愛が溢れています。
発売から13年経った今でもアビスは私にとって忘れられないゲームで、今でも時々PS2を付けてプレイしています。


導入はここまでにして、独断と偏見で

BUMP OF CHICKENの歌詞って自己肯定感低くなってる発達障害の人に刺さるんじゃないか説

を提唱します。(冗談なのでそんな真剣に受け止めないでください笑)

言ってしまうと、発達障害でなくてもどこか不器用に生きてる人たちって、BUMP OF CHICKENの歌詞がすごく刺さると思うんですよね。
けれど今回は発達障害のわたしが今まで支えられて共感した彼らの歌詞を厳選していきます。

今回は

  • GO
  • butterfly
  • white note
  • 透明飛行船
  • fire sign
  • オンリーロンリーグローリー

の六曲を紹介します。

- GO(2016)
アルバム Butterflies

不器用でも転びながらでも日常を走り続けるあなたに捧げる応援ソング。
みんなが楽しくしているのに、自分だけはどこか孤独。
明るい曲調で不器用に走り続ける主人公が浮かびます。
何かを決意したときにいつも聴いています。

ここから歌詞引用

歩くのが下手って気付いた ぶつかってばかり傷だらけ

一発目からわたしの涙腺を崩壊させた歌詞です。

叱られてばかりだったから 俯いたままで固まった

もうそのまんまです。

体は必死で支えている どこであろうとただついていく
強くなくたって笑いたい 涙を拭った勇気の手

いいじゃないですか、人よりちょっと違うくらい。強くなくたっていいじゃないですか。

叱られるって思い込む 何か願った それだけで

叱られるって思ってしまう。

体は本気で応えている 擦りむく程度はもう慣れっこ

子供の頃から不器用に生きてきました。

何かが変わったわけじゃない 何かが解ったわけじゃない
ゴールに僕の椅子はない それでも急いで走った
思いをひとりにしないように

期待なんかされてないけれど、走り続けたい。

強くなくたって面白い 涙と笑った最初の日

強くなくたって笑えます。

BUMP OF CHICKEN「GO」 - YouTube


butterfly(2016)
アルバム butterflies

自分嫌いのあなたに捧げる応援ソング。
自分の望みを心の奥底に隠してしまったあなたへ。
どれだけ自分を憎んでも胸の奥の輝きは消せない。

いつか知った何かの言葉 重い鎧のように
この体を守るあまりに 動きを鈍くした

言葉から自分を守るために鎧を付けたけれど、そのぶん動けなくなっていく感覚が思い起こされます。

明日生まれ変わったって 結局自分の生まれ変わり
全部嫌いなままで愛されたがった量産型
この心 自分のもの 世界をどうにでも作り変える
どういじればどうなるか 本当は ちゃんと 知っている ずっと

BUMP OF CHICKENっていうのはどうしてこんなにわかりやすく心情を書けてしまうのでしょう。

誰かの掲げた旗を 目印にして
大人しく歩くけど 作った旗も隠している
このまま終わるものだって なんとなく悟り
笑って歩くけど 作った旗が捨てられない

集団の中で劣等感を感じながら生き続けてきたから自分の意見がなかなか浮かばないし分からないし言えない。
周りに合わせてそちらを優先してしまうんですよね。
けれど自分を捨てきれない。

悲しいほど強い魂 どれだけ憎んでも消えない 消せない
何よりも綺麗な事 本当は もっと 知っている ずっと

もう何も言えないです泣きたい(無理)



BUMP OF CHICKEN「Butterfly」 - YouTube

white note(2014)
アルバム ray

頭に浮かんでいることをうまく伝えられなくて疲れているあなたへ捧げる共感ソング。
分からないから色々メモりまくるけど訳分からなくなったり、言いたいことを全然言えなくてモヤモヤしてる時に聴きます。

色々書いたノート 真っ黒で真っ白
デジタル時計が チクタク鳴ってる
大声で叫びたい 叫びたい事が解んない
へろへろ 疲労だけが確かなもの

発達障害の人って疲れやすい?らしいですよね。わたしもかなり疲れやすいです。混乱するともう何が何だかで分からなくなって叫んでしまいます。

何も言わないで 言えないままで
でも心はずっと喋ってるのに
目の前に向けて その前に僕に向けて
ずっと諦めないのに

頭の中が多動なわたしたちに似合う歌詞ですね笑

透明飛行船(2010)
アルバム COSMONAUT

子供の頃を呼び起こす応援ソング。
日常にかなり近い描写をしていると思います。
人生においてよくあることを内省的に描写していてとても好きな歌詞です。

精一杯 精一杯 笑ったでしょう
皆の前 あの子の前 取り繕って
誰も気にしない様な事
それでも自分には大ゴト

これ、よくあります。失敗して取り繕って笑って、心の中では深い傷になっている。そういう失敗体験が積み重なっていく。

大丈夫じゃなくて 当然の社会
貧乏クジ引いたわけじゃないんだよ

ありがとう、BUMP OF CHICKEN

ずっと平気なふりに頼って 嘘か本音か解らなくて もっと上手に生きていましたか 飛行船が見えた頃のこと

普通になりたくて自分の姿を隠していったら自分がわからなくなってしまったわたしです。

誰も気にしない様なこと
分かち合えない他人事

みんなの普通ができなくて、それを伝えてもわかり合うことはできない。ピンときてもらえない。
そこまで求めてはダメなのは知っていますが、ふとそんな悲しみを思い出してしまいます。

fire sign(2004)
アルバム ユグドラシル

BUMP OF CHICKENのギター担当である増川弘明さんがBUMP OF CHICKENを脱退するかどうかで悩んだことから、ボーカルの藤原基央さんが誕生日に彼に向けて作った音楽でもあります。
失敗体験が多く傷ついてきたからこそ誰かに優しくしようと頑張ってきたけれど疲れてしまったあなたに捧げる応援ソング。

誰かの為に生きる という思いを込めた旗を抱き
拾ってきた笑顔の中に 自分の笑顔だけ見当たらない

いつか聞こえた泣き声を ずっと探してきたんだね
少し時間が掛かっただけ 自分の声だと気づくまでに

傷ついたぶんだけ人に優しくなろうと思って他人のために生きていたら、自分が疲弊して動けなくなってしまった。
これをライブで初めて聴いて、帰って歌詞を見直した時に大ハマりました。疲れてる時に聴くと染みます。

オンリーロンリーグローリー(2004)
アルバム ユグドラシル

孤独になって追い詰められていて足踏みしているあなたに捧げる応援ソング。
傷つきながら前に進もうとしている感じはGOを思い起こしますが、こちらは2,000年代の荒々しさが少し残った歌詞が特徴的です。
前に踏み出したいときに聴いてます。

死んだ心をどうするんだ 忘れた振りして覚えてんだろう
突き放しても 捨ててみても どこまでも付いてくるって事

もう何も言うまい。(泣)

目隠しをしたのも 耳塞いだのも
全てその両手


その通りです。(泣)

笑われる事なく 恨まれる事なく 輝く命など無い
眩しいのは最初だけ 目隠し外せ
ほら 夜が明けた

笑われたり恨まれたりしてしまうことが多いけれど、自分でまた目隠しを外す勇気を。

息絶えた 心を撫でた
殺したのは 他ならぬ僕だ
傷跡に 雫が落ちた
動いたんだ 僅かでも確かに

孤独になって辛くなり、自分を責め続け自分で自分を殺していってしまうんですよね。

歩き出した迷子 足跡の始まり
ここには命がある
選ばれなかったなら 選びにいけ
ただひとつの栄光

彼らの歌詞は本当に勇気をもらえます。

特別じゃない この手を
特別と名付ける為の光

特別じゃないのなら自分で特別と名付けようと思えます。

- ホリデイ(2002)
アルバム present from you

早起きが苦手で失敗の多いあなたに捧げる応援ソング。
毎日失敗まみれになってメンタルが本気で死にかけてる時に聴いてます。

失敗しない 後悔しない 人生がいいな
少し考えてみただけさ 有り得ないって解ってる

初っ端からすぐ刺してくるBUMP OF CHICKENさん。

巧くいかない 日々が繋がって
いっそ 止めたくなって それも出来ない
そんなモンだって 割り切れた訳でもない

わかる(素直)

もしかしたら そろそろ玄関を
開けてなきゃ やばい頃
だけど ホリデイ 僕は起きないぞ
駄目だ 眠れない

わかる(二度目)

巧くいかない 日々が繋がって
いっそ止めてみたら なおさら酷い

日常を止めたら止めたでボロボロだしもうめちゃくちゃになってしまうんですよね。

失敗しない 雨も降らない人生なんて ない
遅刻でもいいから 行こうかな

最後はこんな風に背中を押してくれるBUMP OF CHICKENが好きです。
遅刻でもいいから行こうかな。


おわりに

今回はBUMP OF CHICKENのお気に入りソングを数曲紹介しました。
勝手に謎の説を挙げて、なおかつ刺さったかどうかすらどうか分かりませんが私的にかなり支えられてきたので紹介してみました。笑
でもBUMP OF CHICKENの歌詞って、本当に誰もが抱える思いをうまく表現していて、正直なことを言うと発達障害とか関係なく一人の人間にさせられてしまうんです。
診断受ける前からずーっと聴いてたのであんま気にしたことなかったんですけどね笑

これ以外もBUMP OF CHICKENの魅力はたくさんあるので、気になったらもっともっと聴いてみてください。☺️


では!